メルセデス・ベンツ 新型「Sクラス」続報【上海モーターショー2017】

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ダイムラーは、4月19日より開催されている上海モーターショー2017において、大掛かりな改良を受けた新型「メルセデス・ベンツSクラス」を初公開した。欧州市場では今年の7月から導入される予定だ。

 

469psのV8ツインターボ版を新設定

 

スタンダードモデルのバリエーションは、ディーゼル仕様は3.0リッターターボ(286ps/600Nm)の「S350d 4マチック」と、同じく3.0リッターターボ(340ps/700Nm)の高出力版「S400d 4マチック」。ガソリン仕様は469ps/700Nmを発揮する4.0リッターV8ツインターボの「S560 4マチック」を用意する。このほかに、ロングホイールベースの高性能版「AMG S63 4マチック+(612ps/900Nm)」や「AMG S65(630ps/1000Nm)」、ラグジュアリー性をさらに高めたメルセデス・マイバッハ仕様も設定。さらに今後、プラグインハイブリッド仕様の導入も計画されている。

 

なかでも、「S560 4マチック」に搭載されるV8ツインターボは新仕様で、高水準のアウトプットを発揮する一方で、11.8㎞/Lの燃費(欧州複合モード)を実現している。

 

Mercedes-Benz S-Klasse; 2017

 

新型Sクラスには、運転支援機能がさらに進化を遂げている。「ディストロニック アクティブ・プロキシミティ・コントロール」と「アクティブ・ステア・アシスト」は、ドライバーが安全な車間距離を保って走行できるよう快適にサポートするほか、カーブやジャンクションなどでは前もって自動的に車速を調整してくれる。「アクティブ・エマージェンシー・ストップ・アシスト」は、ドライバーが一定時間以上運転操作をしていない状態が続くと検知された場合に、自動的に車両を停止させる。

 

そのほか、ナビとの連動によって交通標識を認識し、例えば制限速度を超過している場合は警告を促すといった機能を備える「トラフィック・サイン・アシスト」や、スマートフォンとの連携により、乗り降りのしにくい狭い場所への駐車を車外からコントロールできる「リモート・パーキング・アシスト」などを採用。充実した機能を備えているのも新型の特徴だ。

 

エクステリアでは、マルチビームLEDヘッドランプを採用したフロントマスクやクリスタル風のテールランプが目新しい。エアインテークを強調したスポーティな形状のフロントバンパーや、クロームトリムがあしらわれたテールエンドも、新型ならではのディテールだ。

 

コックピットは完全なデジタル仕様。メーターパネルは大型ディスプレイで、「クラシック」、「スポーティ」、「プログレッシブ」の3タイプの表示スタイルが用意される。ステアリングホイールにはタッチセンサーが内蔵され、スマートフォンを扱うようなスワイプ操作に対応。ドライバーはステアリングホイールから手を離すことなくインフォテイメントシステムの操作が可能になった。インテリアのイルミネーションは64色から選べる。

 

 

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