ジュネーブショー2017 より大きく、伸びやかに メルセデス・ベンツ新型「Eクラス・カブリオレ」が発進

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3月2日、ダイムラーは3月7日に開幕するジュネーブショー2017でショーデビューを飾る、メルセデス・ベンツの新型「Eクラス・カブリオレ」の概要を公表した。

 

4WDモデルを初設定

 

ボディサイズは、全長4826×全幅1860×全高1428mm。先代より全長で123mm、全幅で74mm、全高で30mm拡大され、伸びやかなボディラインが先代モデル以上に強調された。2873mmのホイールベースは先代比で113mmのアップである。これに伴い、前後トレッドはフロントで67mm、リアで68mm伸ばされている。

 

新型Eクラス・カブリオレは、古典的なソフトトップのルーフを備えた4シーターオープンモデルとして登場。断熱機能を備えた多層構造のソフトトップは、Sクラス・カブリオレと同等の、高水準の品質を誇る。

 

遮音性や耐候性にも配慮されたほか、クローズド時はクーペモデルと同様の、流麗なルーフラインを描く。全自動ソフトトップの開閉は約20秒で完了し、50km/h以下であれば走行中の開閉操作が可能だ。ちなみにソフトトップのカラーはダークブラウン、ダークブルー、ダークレッド、ブラックの4色が設定されている。

 

Mercedes-Benz E-Klasse Cabriolet ( A 238 ), 2017

 

AIRCAPオートドラフトストップシステムやAIRSCARFネックレベルヒーティングといった、オープン走行をより快適にするオプション装備は、新型でも健在だ。

 

オープンモデルでありながら、荷室容量は385リッター(オープン時は310リッター)確保され、50:50の分割可倒式リアシートによるトランクスルー機構が備わるため、荷室空間を拡大することができ、積載性は決して低くない。

 

パワートレインは、全車9速AT(9Gトロニック)を組み合わせるほか、一部のエンジンで4WD(4MATIC)が選べるようになったのが新しい。具体的な搭載エンジンの種類は、ガソリンとディーゼルが用意されること以外は今後の発表を待つことになるが、Eクラス・クーペと同様のパワーユニットの設定が予想される。

 

サスペンションはEクラス・セダンのそれより15mmローダウンされたダイレクトコントロールサスペンションを全車に標準装備。オプションで電子制御式マルチチャンバーエアサスペンションの「エアボディコントロール」が選択できる。

 

そのほか、先進のドライビングアシスト機構や安全装備、最新のインフォテイメントが備わり、新世代モデルにふさわしい仕上がりとなっている。

 

なお、Eクラス・カブリオレは1992年に登場した「300 CE-24カブリオレ」から数えて今年で25周年を迎える。これを記念した新型Eクラス・カブリオレ「25th アニバーサリーエディション」が同時にリリースされる。エクステリアは新色のルベライトレッドやイリジウムシルバーのボディにダークレッドのソフトトップを組み合わせ、インテリアにはダイヤモンドパターンのパーフォレーテッドレザーシートを装備。20インチの5ツインスポークホイールや、オープンポア・エルムウッドパネルなど、豪華でエレガンスな雰囲気を高めたモデルとなる。

 

 

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