ポルシェ ジャパンは911シリーズのラインナップにGTSモデルを追加し、2月9日より受注を開始すると発表した。追加設定されたGTSモデルおよび税込車両価格は下記の通り。
911カレラGTS:1750万円
911カレラGTSカブリオレ:2016万円
911カレラ4 GTS:1850万円
911カレラ4 GTSカブリオレ:2116万円
911タルガ4 GTS:2116万円
加速、最高速性能はモデルにより差が
搭載エンジンはポルシェの新世代ユニットである3.0リッター水平対向6気筒ターボで、450ps/550Nmを発揮する。このスペックは、先代GTSモデルに搭載された自然吸気エンジンのそれを20ps上回る。組み合わせるトランスミッションは7速PDKだ。
すべてのGTSモデルには、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)が標準装備され、カレラ/カレラSより車高が10mm低くなる。GTSクーペはスポーツシャシーが搭載されるため、さらに10mmローダウンされる。
今回登場したGTSモデルの中で、もっとも加速性能に優れるのは911カレラ4 GTSクーペで、標準装備のスポーククロノパッケージを組み合わせることにより、3.6秒で0-100km/h加速をこなす。最高速はすべてのGTSモデルが300km/hを超えるが、もっとも速いのは911カレラGTSで310km/hをマークする。
エクステリアは駆動方式を問わずワイドボディが採用されている。新しいデザインのフロントエプロンは、GTSのスポーティなキャラクターを強調。このフロントデザインは空力面で最適化が図られており、低められたフロントスポイラーと、より高くせり出すリアスポイラーによって、911カレラSより前後のリフトが低減されている。ホイールはセンターロック式の20インチで、シルクグロスブラックにペイントされる。
そのほか、スポーツデザイン・ドアミラーやスモーク処理が施されたテールランプ、シルクグロスブラックのインテークグリル、中央部に配置されたスポーツエグゾーストシステムの黒いツインテールパイプは、GTSモデル独特のディテールだ。後輪駆動モデルの場合は、左右のテールランプをつなぐトリムがブラックとなり、4輪駆動モデルはその部分が点灯するライトストリップとなる。
ポルシェ トラックプレシジョンアプリはGTSのデビューに合わせて変更を受けた。ドライビングデータの自動記録や詳細データの表示・分析などが手持ちのスマートフォンで可能となる。
GTSのロゴが入ったアルカンターラ仕上げのシートが特徴的なインテリアでは、目の粗い黒の酸化コート処理を施したアルミパネルが装着されるほか、ステアリングホイールのリムやセンターコンソールボックス、アームレストなどがアルカンターラ張りとなるのがGTSならではのディテールとして挙げられる。
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