フォルクスワーゲンはデトロイトショー2017において、ティグアンのロングホイールベース仕様となる「VWティグアン・オールスペース」を初披露した。
MQBプラットフォームのメリットを生かす
ティグアン・オールスペースのホイールベースは、標準モデルより112mm長い2791mm。全長は4704mmにおよぶ。これにより荷室容量が標準モデル比で57%増加している。キャビンはスライド機構を備える2列シート仕様のほか、3列シート仕様も設定された。
パワートレインは、184ps/300Nmを発揮する2.0リッター直4ターボエンジンと8速ATの組み合わせだ。現行ティグアン(日本未導入)は、VWの新世代プラットフォーム「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」が用いられている。このプラットフォームはボディサイズの大小に柔軟に対応できるというメリットを持つため、ゴルフやパサートなど、現行VW車の多くに採用されている。このティグアン・オールスペースの誕生は、もちろんカスタマーの要望を反映した結果だが、このMQBのメリットが生かされたことにより、迅速に登場させることができたと予想できる。
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