【パリモーターショー2016】メルセデス・ベンツの超豪華クーペ、あの「マイバッハ6」がやって来た!

全ての画像を見る

これは大きいの? 小さいの?

 

 8月にアメリカ・カリフォルニア州のモントレーで開催された「モントレー・カーウィーク」。そこではオークションやクラシックカーレースなど、さまざまな旧車に関するイベントが開かれるのだが、特に有名なのがペブルビーチで行なわれる品評会「コンクール・デレガンス」だろう。だが最近はクラシックカーだけでなく、そこに集まる富裕層コレクターに向け、自動車メーカーがさまざまなニューモデルやコンセプトカーを披露するようになっている。そこで今回メルセデス・ベンツが発表したのが、この「ビジョン・メルセデス・マイバッハ6」だ。ご存じの方も多いだろうが、「マイバッハ」はメルセデス・ベンツのさらに上をゆく、ダイムラーの高級ブランドの名称である。

 

 そのマイバッハ6がパリサロンの会場にも展示されていたのだが、これがまぁ、なんともスゴいカタチをしていて驚いた。サイズは全長5700×全幅2100mmだから、もし市販化された暁にはライバルとなるであろう、ロールス・ロイスのファントム・クーペとだいたい同じくらいの大きさなのだが、ロールスの全高が1600 mmあるのに対してマイバッハ6はたった1328mmしかない。つまり20cm以上も低いわけで、とにかく平べったく、見たことのないカタチをしているのだ。私の場合、直感的にアタマがこれをクルマと認識しなかったほど。ちなみに名前の「6」には、全長6m級という意味が込められている。

 

 しかも最近のメルセデスデザインの法則に則り、フロントマスクが巨大なのに対してテールがスッと尻つぼみになっている。以前メルセデスのデザイナーに聞いたのだが、これは空力的に有利なティアドロップ形状を狙ったもの。しかもボディサイドを大きく抉ってシェイプしているから、見る角度によってサイズ感が大きく異なる。前からだと巨大に見え、サイドからはとにかく長く、リアに回るとコンパクト。うーん、コレは大きいのか、小さいのか? カッコいいのか、悪いのか???

 

 古典的なロングノーズ&ショーデッキのプロポーションを持つマイバッハ6だが、実は駆動を750ps(550kW)を発生する電気モーターによって行ない、バッテリーを床下に配置するピュアEV(電気自動車)。0-100km/h加速は4秒未満、リミッターで制限される最高速度は250km/hと発表されている。また航続可能距離は500km以上を実現しているとのこと。ちなみにガルウイングドアを持つが、会場では開けている姿を見ることはできなかった。

 

 もちろんこれはデザインコンセプトであり、メルセデス・マイバッハの今後の方向性を示唆する極端な例なのだろうが、現行のラインナップがメルセデス・ベンツの派生モデルの域を出ていないだけに、オリジナルモデルの開発宣言と考えることもできそう。あれこれ想像ししつつ、会場で撮った画像をお楽しみいただきたい。

 

■関連記事

関連記事

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業電話ラッシュをなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事

「ル・ボランCARSMEET」 公式SNS
フォローして最新情報をゲット!