ワイルド×インテリな存在感が絶妙
パリサロンの数日前にフォトデビューを果たしていた、メルセデス・ベンツEクラスのステーションワゴン派生SUV、「オールテレイン」が会場に姿を現した。
メルセデスはこのクラスに本格SUVの「GLE」を持つが、同じクラスにアウディA6オールロードクワトロ、ボルボV90クロスカントリーといった同種のステーションワゴン派生SUVがあり、一定程度の需要が見込めることから、ニッチのさらに隙間を埋めまくることに執念を燃やす(?)メルセデスもEクラスへの導入を決断したということだろう。
というわけで、仕立て方はライバルたちとほぼ同様。ボディの周囲に無塗装樹脂のプロテクターやオーバーフェンダーを装着、さらにシルバーの前後アンダーガードでワイルドさを演出。足回りは車高を稼ぐべく大径タイヤを装着するとともに、車高調整機能付きのエアサスペンション「AIR BODY CONTROL」が標準となっており、最低地上高は121~156mmの間で変更可能に。ドライブトレインはもちろん4輪駆動の4MATICで、これらによって高い悪路走破性を確保している。
またEクラス・オールテレインにはエンジン、トランスミッション、ESC(横滑り防止装置)、ステアリング特性を5段階に調整できる「ダイナミックセレクト」が標準装備されるが、そのプログラムは前述したGLEのノウハウが生かされたもので、よりオフロードへの適応性が高められているという。
ラインナップは現状、新開発の2.0リッター4気筒ディーゼル(193ps)の「E 220 d 4MATIC」のみだが、ほどなくして6気筒モデルが追加されるとのこと。こちらは新開発の直列6気筒ユニットになるはずだ。トランスミッションは9速ATの9G-TRONICを組み合わせる。
メルセデスはプレゼンテーションでEVを大プッシュしていたため、このEクラス・オールテレインはコンセプトカー「ジェネレーションEQ」や「スマート・エレクトリックドライブ」の影に隠れてしまった感があったが、お披露目された数少ない市販モデルだっただけに、乗り込んでチェックする人は絶えることがなかった。
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