コンセプトは「クモの巣」
9月16日、レクサスはパリ・モーターショーに出展する新コンセプトシート「Kinetic Seat Concept(キネティック・シート・コンセプト)」の概要を公開した。Kinetic Seat Conceptは、長時間運転による疲労の低減や、旋回時の運転のしやすさ向上を目指してデザイン・開発されたまったく新しい形状・機能を備えたシート。乗員の腰の動きに合わせてシート座面と背面が動き、歩行やジョギングに近い人体の動きをシート上で実現する。
歩くときや走るとき、人間の身体は脊柱を軸として骨盤と胸郭が逆方向に回転することで、頭部の動きを抑制している。この動きをシート上で再現したのがKinetic Seat Conceptだ。シート座面と背面が可動式にされており、座っているだけで、特に意識しなくても車両に対する頭部の動きが抑制され、目線が安定するとのこと。これにより身体の負担が軽減され、運転しやすさと快適性が向上する。
着座面に採用された放射線状に広がる蜘蛛の巣パターンのネットは、身体の凹凸を包み込むとともに荷重を分散し、長時間の着座を快適にする効果がある。背面の中心を肩甲骨の高さに設定することで、中心部を回転軸とする胸郭の動きを誘発して頭部が安定する仕組みだ。自動車用シートとして欠かせないサポート性も確保されているという。
また、背面の蜘蛛の巣パターンの裏側には、石油由来ではない、環境に優しい人工合成蜘蛛糸繊維を使用。微生物発酵によって、原料となる蜘蛛の糸の主成分であるタンパク質を生成して紡糸・加工した新素材で、衝撃吸収性にも優れているとのことだ。
なお、この構造を応用した自動車用シートがいつ頃に実車に導入されるかは未公表だ。
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