【ジュネーブショー2016】アウディの新型S4アバントは354psの3リッターV6ターボを搭載!

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高い積載性と4.9秒の0→100km/h加速を実現

 新型A4のハイパフォーマンスバージョンであるS4。そのステーションワゴン版となるS4アバントも新型に切り替わり、目下開催中のジュネーブショー2016におけるアウディブースを盛り立てている。

 新型に搭載されるエンジンは、3リッターの排気量こそ従来型から踏襲されたが、過給機がこれまでのスーパーチャージャーからターボチャージャーに変更された。354ps/500Nmを引き出すこの新しいパワーユニットは8速ティプトロニックを組み合わせ、クワトロシステムによって4輪を駆動。1675kgのボディを停止から4.9秒で100km/hに到達させるパフォーマンスとともに、欧州複合サイクルで13.5km/Lをマークする燃費を実現している。

 標準のA4アバントに比べて23mmローダウンさせたサスペンションは、よりスポーティな走りを演出する味付け。クワトロシステムによる駆動力配分は前輪40%、後輪60%で、路面や走行状況により、前輪に最大85%もしくは後輪に最大70%まで配分が変動する。

 ドライバーが任意で走行モードを選択できるアウディドライブセレクトは、コンフォート、オート、ダイナミック、エフィシェンシー(効率)、インディビデュアルの5モードが設定された。

 エクステリアでは標準で18インチ(オプションで19インチが選択可能)のホイールや専用デザインバンパー、サイドシル、4本出しのテールエンド、そして専用バッジが「S」モデルを主張している。レザーが多用されたインテリアでは専用デザインのスポーツシートやアルミニウムのトリムが目を引く。荷室容量は後席使用時で505リッターが確保され、40:20:40の分割可倒式リアシートのアレンジで最大1510リッターまで拡大できる。

 新型A4シリーズと同様に、一部オプションながらバーチャルコクピットやMMI、さらに先進安全デバイスなど、新世代アウディの快適/機能装備が採用されたほか、マトリクスLEDヘッドライトの選択も可能となっている。

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