リストバンドでロックを解除するサイバー感もイイ!
1月28日、ジャガー初のSUVモデル「Fペース」の通常モデルが日本で正式発表された。3.0リッタースーパーチャージドV6ガソリンの先行特別仕様車「Fペース・ファーストエディション」の受注は50台限定で2015年11月からはじまっていたが、今回はディーゼルエンジン搭載車3機種とガソリンエンジン搭載車2機種の全5グレードで、1月29日に予約受注を開始する。
ディーゼルエンジンはXEから導入がはじまった2.0リッター直4ターボのINGENIUM(インジニウム)シリーズで、最高出力180ps/最大トルク430Nmを発生。ガソリンエンジンは3.0リッタースーパーチャージドV6で、「R-SPORT」用は340ps/450Nm、トップグレードの「S」用は380ps/460Nmの2タイプが用意された。トランスミッションはいずれも8速ATだ。
ボディはジャガーらしく全体の80%にアルミニウムが採用された軽量モノコック構造で、ほぼ50:50に近い前後重量配分も実現。全長4731×全幅2070×全高1652mmのサイズ(英国仕様)は、同じ「iQ Al」プラットフォームを採用するXEよりひとまわり大きいが、車両重量はXE+150kg程度の1775kg(英国仕様)に抑えられている。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リアがインテグラルリンク式で、駆動方式は全モデルが4WDだ。
室内は5人が快適に乗車できる空間と650リッターのラゲッジルームを確保。オプションで用意された、テールゲートの「JAGUAR」ロゴマークに近づけるだけで車両の施錠/解錠が可能になるリストバンド型「アクティビティキー」が目新しい。コクピットまわりでは、4種類のビジュアルテーマもしくはナビのフルスクリーン表示を選択できる12.3インチTFTインストゥルメントを採用。ダッシュボード中央にも10.2インチタッチスクリーンが埋め込まれている。
電子制御ドライブアシスト系では、コーナリング時にアンダーステアを抑制する「トルクベクタリング・バイ・ブレーキング」、トルク・オンデマンド4輪駆動システムの駆動力配分を最適化して状況を問わず車両の安定性を確保する「インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス」、路面状況に応じて4輪駆動の効率を高める「アダプティブ・サーフェス・レスポンス」、滑りやすい路面で3.6km/hから30km/hのあいだで一定速度をキープできる「オール・サーフェス・プログレス・コントロール」などを搭載している。
価格はディーゼルの「PURE」が639万円、「PRESTIGE」が663万円、「R-SPORT」が728万円、そしてガソリンの「R-SPORT」が849万円、「S」が981万円。
スペックなど、より詳しい情報はこちら
http://www.jaguar.co.jp/index.html
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